トップメッセージ

まちづくりには『モノ』と『コト』の2つの側面があります。不動産業界においては、建物やテナント誘致といった『モノ』に焦点が当たりがちですが、私たちが重視するのは『コト』、すなわち人のつながりです。それこそが、まちづくりの本質。私たちはそのことを、東日本大震災から学びました。復興支援として現地を訪れた際、埼玉への移住を提案しました。
しかし、地元の皆さんが口を揃えて言ったのは「この地を離れたくない、ここが私たちのふるさとだ」という強い思いでした。そこで気づいたのです。自分たちがやるべきは、遠く離れた土地での新たな住まいの提案ではなく、このまちを元の活気ある姿に戻すことなのだと。大手企業は、建物を建てることでまちは発展していくと言いますが、私たちの考えは違います。建物があっても、人がいなければまちは成り立ちません。コミュニティをつくり、人のつながりによって地域が豊かになっていくような取り組みこそが、私たちの使命だと感じました。
それは、リゾンとして進むべき道が明確になった瞬間でした。ミッションは、人と人とが有機的につながるコミュニティを共創すること。有機的なつながりとは、お互いがよい影響を与え合う関係のことです。地域と、企業と、住んでいる人が連携すれば、まちづくりの可能性は無限に広がる。それが、まちづくりの醍醐味です。

ふるさとまちづくりを進めるにあたり、不動産会社という枠は取っ払いました。そうすることで視野が広がり、新しいアイデアや取り組みが生まれています。たとえば、婚活パーティや野菜の収穫体験、お客様とのバーベキューなど、地域のつながりとお客様の喜びをつくるためのさまざまな活動。そのほかにも、スポーツイベントやお祭り、マルシェなど、年間100を超えるイベントを開催。イベントには社員たちも自主的にお手伝いとして参加します。皆さんの中には「それだけイベントがあったら休めないのでは？」と心配される方もいるかもしれませんが、ご安心ください。私たちの取り組みはすべて『この指とまれ』の精神に基づいています。全員が万遍なく参加する必要はなく、興味のある人が集まれば十分なのです。ただ、楽しいですよ。一歩前に踏みだすことで、見える景色はガラリと変わります。
次第に「次はもっとああしよう、こうしよう」というアイデアも生まれてきます。現実的じゃないのでは？というアイデアでもどんどん発信してください。大切なのは、そういったプロセスを楽しむ姿勢です。失敗を恐れずに、前向きに取り組んでいける人財を育てていきたいと考えています。一つ一つの行動が「ここが私の第二のふるさと」と誰もが誇れるまちをつくっていく。やりがいは私が保証します。

世の中のため、人のためになる仕事がしたいという方。仕事にやりがいや誇りを感じて働きたい方。大歓迎です。また、やりたいことが見つからないという方も、ぜひリゾンへ。不動産事業や子育てサポート事業、農事業、放送事業など、多岐にわたる選択肢があなたを待っています。人が苦手なのでイベントのお手伝いはちょっと…という方、大丈夫。裏方として支える役割もあります。社内には趣味がインドアな人もたくさんいますし、私自身もかつては人と出掛けるのが苦手なタイプでした。しかし、人との関わりを持つことで、親しい人たちと出掛ける楽しさを知りました。
今、私の人生が豊かであるのも、社員や友人、家族といった人たちのおかげです。天涯孤独を貫いていたら、まちづくりに本気で取り組むことはなかったでしょう。人と人とが有機的につながるコミュニティを知ってしまったら、もう戻れなくなりますよ。絶対にそちらの方が楽しいのですから。もし、すこしでも興味があれば、ぜひリゾンへ見学にいらしてください。お見せしたいものが山ほどあります。
新卒で別の会社に就職するという方でも、将来的に転職したいとなった際に「リゾンっていう会社があったな」と思い出してもらえたら幸いです。もちろんムリにとは言いません。なにせ、リゾンは『この指とまれ』の会社ですから。