Project story 02

地域を知ってもらう「街の案内所」

プロジェクトストーリー

Project 02 |
コミュニティスペース ライブリーサロン誕生秘話

初めて住む土地での
初めての子育ては、たのしい。
そう思える、まちに。

Member

K. Tomita

コミュニティ推進課(契約社員)

2015年入社

T. Tanaka

コミュニティ推進課(パート)

2019年入社

Outline

コミュニティ推進課では『人や地域とのつながり、ふれあい』をテーマに、このまちに住まう方たちが楽しく、イキイキとした生活を送り、このまちを好きになっていただくことを目指し、日々さまざまなプロジェクトに取り組んでいます。2015年にリゾンが『ふるさとまちづくり企業』へと舵を切った際、第一弾として取り組んだのが、リゾングループのお客様で、特に子育て世代の方々に向けた無料のコミュニティスペース『ライブリーサロン』を立ち上げるプロジェクトでした。リゾンでは雇用形態に捉われず挑戦できる環境があります。

01 -

ママの、ママによる、ママ(とパパ)のための挑戦がはじまった。

リゾンが『不動産会社』から『ふるさとまちづくり企業』へと大きく舵を切ったのは、2015年。その第一歩として取り組んだのが、子育て世代へのサポートだ。初めて住む土地での初めての育児というのは不安なもの。そんな時に、子どもを連れて気軽に遊びに来られて、相談できたり、地域の身近な情報を聞けたり、ママ同士の交流が生まれたりできる場所があったらどれだけ心強いか。そんな思いから誕生したのが『ライブリーサロン』。常駐するスタッフは、地域のことをよく知り、かつ育児経験者でなければならない。立ち上げメンバーには子育て経験のあるスタッフが集められた。そのメンバーの一人である富田は、3人の子を持つ母であり、子育てと仕事の両立をしている最中だった。「右も左もわからないゼロからのスタートに戸惑いもありました。正直、不動産屋なのに子育て支援?と思ったこともあります。ただ、それ以上に素晴らしい取り組みだなと思った。地域のためになるのなら。これはもうやるしかないと思いました」…当時を振り返る彼女の目には、熱意と決意が輝いていた。こうして、ママの、ママによる、ママ(とパパ)のための挑戦がはじまった。

ママの、ママによる、ママ(とパパ)のための挑戦がはじまった。

02 -

集客のために、ポスティングに奔走!!

2016年5月に、サロンはオープンした。しかしその直後、自分たちの挑戦がいかに難しいことなのかを知ることとなる。とにかく人がこない。1日中サロンを開けていても、一組もこない日もザラにあった。認知が足りない。どれだけ良いことをしていて、どんなに素敵な場所があっても、知られていなければ意味がない。必要な人に必要な情報を届けることの難しさを痛感した。そこで取り組んだのが、リゾンで管理させていただいている物件への一斉ポスティング。夏と冬の期間、まちを駆けまわり、延べ5500世帯にチラシを配布し、サロンの存在と意義を伝えた。その努力は次第に実を結び、訪れる人を増やしていった。来店される人のなかには、緊張している人もいれば、「家を買わされるのでは?」と警戒する人もいた。一組一組のお客様へ丁寧に説明し、気持ちを解きほぐしていった。すると徐々に理解が得られ、たくさんの人が話を聞きたいとサロンへ訪れるように。前のめりになって話を聞くママたちの表情を見て、確かな手応えを感じた。

集客のために、ポスティングに奔走!!

03 -

「つながりとふれあい」の「輪」を、もっと、ずっと。

プロジェクトの発足から9年。今では、ライブリーサロンはたくさんの笑い声と笑顔で溢れている。「知り合いがいなかったママさん達が、地域にどんどん知り合いができて街中で声をかけられて嬉しかった!とお話ししてくれると嬉しい気持ちになります。あと、この9年間でリクエスト(クレーム)がゼロだったというのはちょっとした自慢かな」そう言うと、富田は照れくさそうに笑った。「私も朝霞市出身ではないので、まったく知らない土地に引っ越して不安なこともありました。だからライブリーサロンという意義のある取り組みに携われたのは本当によかったです。心の片隅でもいいので、私たちがやっていることが心の拠り所になってくれたら嬉しいですね」そう語る田中は、現在はライブリーサロンにおける予約状況の管理などの運営サポートをはじめ、リゾンが開催する地域イベントのサポート役としても日々奮闘している。彼女たちの努力と行動は、地域に笑顔と希望をもたらし、未来への新たな可能性を切り拓いた。「私たちのやっていることにゴールはありません。地域のために自分たちができることをこれからも追求していきます」彼女たちの目は、すでに次に向けられている。

「つながりとふれあい」の「輪」を、もっと、ずっと。
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